
中央大学硬式庭球部の取材レポート!
2017年5月に行われた関東学生テニストーナメント大会では男子ダブルスで大和田秀俊/望月勇希がノーシードから優勝、シングルスでは大和田が準優勝と躍進著しい中央大学硬式庭球部。今年度からファイテン 渡辺裕樹トレーナーがボディケアの施術やコンディショニングの指導を行ない、こうした取り組みが確実に結果に表れていると言っていいだろう。今回は中央大学の練習コートにお邪魔した。
テニスは瞬発力と持久力の両方が必要で、様々な姿勢での捻転運動など体全体を使います。
サーブやラリーで肩や肘や手首に、捻転運動で腰や脇腹に大きなストレスが掛かります。
また前後左右のダッシュ&ストップで下半身にも疲労の蓄積があります。
全身の疲労の蓄積は、筋肉の柔軟性の低下に繋がり、ケガのリスクに繋がるので、練習や試合の前後に、テープやメタックスローションを使い、筋肉をリラックスさせて可動域の向上や疲労回復を心掛けることが重要です。
手首はサーブやストロークなどでボールの衝撃を受けるため負担がかかる。
チタンテープを3マス用意する
神経や血管を圧迫しすぎないように手掌側を2cmほど開けて、手首に貼る(テープは引っ張らず置くように貼る)
肘はフォアやバックの際に肘の内側や外側に負担がかかる。
肘の内側(フォアハンド時)にパワーテープを1枚貼る
肘の外側(バックハンド時)にパワーテープを1枚貼る
チタンテープを5マス、3枚用意する
肘の内側から手掌側の手首に向かって貼る
肘の外側から手の甲側の手首に向かって貼る
前腕の近位部(肘に近い部分)に、軽くコンプレッションをかけながら貼る
ふくらはぎは激しいラリーや、ストップ&ダッシュによる衝撃の吸収で疲労が起こりやすい。
チタンテープを10マス用意し、4マス残し真ん中部分をカットする
1マス分をかかとで踏み、膝裏下まで内側、外側それぞれ引っ張らずに貼る
肩のオーバーユースにより、柔軟性や可動域低下し怪我をしやすい。
チタンテープを5マス用意し、1.5マス残し真ん中部分をカットする
三角筋の全体を包むように貼る
チタンテープを5.5マス用意する
肩の上から腕の外側に向けて貼る
腰はサーブ時の反りや、ストロークでの捻転などで疲労が起こりやすい。
パワーテープを6枚貼る
チタンテープを5マス、2枚用意する
筋肉に沿ってチタンテープを貼る
膝は左右へのストップ&ダッシュ、曲げ伸ばしにより負担がかかる。
チタンテープを8マス、2枚用意する
膝の下の内側からAを通るように貼る
膝裏を回り、膝上外側まで貼る
膝下の外側からAを通るように貼る
膝裏を回り、膝上内側まで貼る
手首はサーブやストロークなどでボールの衝撃を受けるため負担がかかる。
前腕にメタックスローションを塗る
手首や前腕の可動域が広がるようにストレッチする
肘はフォアやバックの際に肘の内側や外側に負担がかかる。
肘に付着する上腕や、前腕の筋肉にメタックスローションを塗る
上腕を片手で握り、回旋する
前腕を片手で握り、回旋する
上腕三頭筋を握り、伸展する
ふくらはぎは激しいラリーや、ストップ&ダッシュによる衝撃の吸収で疲労が起こりやすい。
膝下から足先までメタックスローションを塗る
ふくらはぎを握りながら、足首の曲げ伸ばしを繰り返す
足指を回してストレッチする
中足骨(足指の付け根あたり)を左右から両手でしっかり握り上下に動かす
肩はオーバーユースにより、疲労が起こりやすい。
肩甲骨周囲にメタックスローションを塗る
上下に動かし、ストレッチする
大きく回旋し、ストレッチする
腰はサーブ時の反りや、ストロークでの捻転などで疲労が起こりやすい。
メタックスローションを腰からお腹に塗る
へその高さでお腹を左右から圧迫して、身体を前後、左右に倒す
フラフープを回すように回旋する
膝は左右へのストップ&ダッシュ、曲げ伸ばしにより負担がかかる。
腿全体や膝下、膝裏にもメタックスローションを塗る
膝のお皿を動かすようにストレッチする
2017年5月に行われた関東学生テニストーナメント大会では男子ダブルスで大和田秀俊/望月勇希がノーシードから優勝、シングルスでは大和田が準優勝と躍進著しい中央大学硬式庭球部。今年度からファイテン 渡辺裕樹トレーナーがボディケアの施術やコンディショニングの指導を行ない、こうした取り組みが確実に結果に表れていると言っていいだろう。今回は中央大学の練習コートにお邪魔した。