1992年、千葉県出身。3歳からフィギュアスケートを始める。12歳まで女子シングルの選手として競技会に出場し、その後ペアに転向。2009年JGPトルン杯や2008〜2014年全日本選手権などで優勝。2013-2014シーズンにはソチオリンピックに団体・個人として出場した。ファイテンショップで約2ヶ月間の職場体験を行うなど、長年ファイテン商品を愛用している。
高橋 成美さんのストーリーインタビュー
3歳からスケートを始め、7歳の頃に初めて大会に出場。新しい技ができるようになるのが楽しかったもともと姉が通っていたスケートに、一緒についていくようになったのがきっかけでした。姉がスケートをやっている間、初めはただ待っているだけだったんですが、わたしもやってみようかなと思い始めたんです。初めてリンクに下りたのは、3歳頃だったと思います。母に手をひいてもらって、一緒に歩いたという感じでした。それからはずっと練習を続けて、気づいたら姉よりわたしの方が夢中になっていましたね。
スケートを始めてすぐの頃は、新しい技ができるようになるのが楽しくてしょうがなかったんです。覚えた技をみんなの前で披露して、驚いてもらうのがうれしかったんですよね。新しい技は、コーチにイチから教えてもらうこともありましたし、まわりの先輩たちが滑っているのを真似をして覚えていったものもあります。7歳の時には、通っていたリンクで開催された大会に初めて出場しました。
プルシェンコ選手に憧れてフィギュアスケーターを目指し、その後シングルにはない技も多いペアに転向フィギュアスケーターとしてスケートを続けていこうと思ったきっかけは、プルシェンコ選手の演技を見たことでした。NHK杯でのエキシビジョンをテレビで見て、本当に憧れましたね。いつも憧れるのは、男子シングルの選手が多いんですよ。
その後、ペア転向のきっかけになったのは、中国で出会った選手たちでした。9歳の頃から5年間ほど北京で練習をしていたのですが、その時いつも一緒だったのがペアの選手だったんですよ。毎日練習を見ているうちに、自分も挑戦してみたいなと思い始めたんですよね。ペアの技は基本的にシングルの技術がベースとなっているんですが、ペアだけにしかない技も多いんです。高く投げられたり、持ち上げられたりする技に挑戦してみたいなと思ったんですよね。
あと、ずっと背が小さいことがコンプレックスだったというのも、ペアに興味を持った理由の1つかもしれません。自分1人じゃできないような滑りを、ペアならパートナーのチカラを借りてできるんです。投げられたり持ち上げられたりすることに怖さはないですし、高いところは好きですね。これからはずっとペアスケーターとしてやっていきたいと思っています。