1977年、大分県出身。立命館大学4年時の1999年、リーグ戦春夏を連続制覇。大学通算ベストナイン3回、MVP1回を獲得。同年秋にオリックス入団。ヒーローインタビューでの「勝利の雄叫び」は、現役引退するまでの代名詞の一つ。2011年に引退、鶏料理店「酒美鶏 葛城」のオーナーを務める。
葛城 育郎さんのストーリーインタビュー
「酒美鶏 葛城」をオープンしてからは、毎日11時頃に店に出て、仕込みを始めます。オーナーとはいえ、仕込みや片付けも自分でやっているんです。休みは月に1回もらっていますが、休みの日でも仕入れはしないといけませんから、
立ち仕事ばかりで足や腰に負担がかかる思っていたよりも大変です。
この生活に慣れてはきましたけど、やっぱり疲れはたまっているなと感じますね。特に、店にいるときは常に立ちっぱなしということがつらいです。足がパンパンに張ってくるし、もともと腰に不安もあるので、いつもe-waterを使って全身をマッサージをしていますよ。今からきちんとカラダをケアをしていかないと、これからお店を続けていけないんじゃないかなと思うんですよ。従業員も抱えていますから、この店と彼らを守っていかないといけませんし、ずっとお店に立ちたいと思ってるので、早い時期からきちんとケアしておこうと思っています。野球と一緒でボディケアも積み重ねが大事ですよね。
このお店が、僕にとって今後の人生のベースになると思うんです。オープンしてまだ1年経っていないんですけど、これから3年、5年、10年とここでしっかりやっていきたいです。そしてまずは、現役の選手が気兼ねなく来れるお店にしたいですね。自分が現役の頃、ふらっと入れるお店ってなかなかなかったので。
現役時代に応援してくれた全国の人に恩返ししたいそれから、現役時代に応援してくれた全国の人に恩返しできるように、いろんなところに顔を出せるようになるといいなと思いますね。そして最終的には、野球関係者がみんな集まって昔の話をする同窓会を、このお店でやりたいです。
そうやって1つ1つ夢を叶えていくことで、葛城という選手がいたぞと10年後にもわかってもらえるようになれたらいいなと思います。