History ファイテンヒストリー

ファイテンのひみつを紹介するにゃ!

第2話:水に溶けないはずのチタンが溶けた

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ファイテンはチタンを水溶化した「アクアチタン」を開発したことで飛躍的な成長をしました。
何故チタンを選んだか一言で言うと汎用性です。素材が高すぎて商品の値段があがってはいけないという思いがありました。
またファイテンの商品は、身につけることが前提になりますから、チタンは金属アレルギーが一番少ない金属だという点も決め手でした。
最初はチタンを微細な粉末にして、ミクロン単位にして、ちょうどインクで印刷するようなカタチで商品を作っていました。
しかし商品の多様化を考えたときに、Tシャツなんかには、チタンが水に溶けて染められたらええなあ。と、みんなで話していました。

京都は染色処でもありますし、染料として一丁チタンを溶かしてみるか・・・と簡単に考えていました。
恥ずかしながら、私も開発のメンバーも科学者ではなく素人集団なので「チタンが水に溶けないもの」だなんて全員知りませんでした。
「社長どうやってチタンを溶かしたらいいですかね?」と質問が来たときには、社員に命令をした手前
「この世の中に溶けないものなどない!」と返し、日夜、施行錯誤を繰り返していました。
そしてある時開発から「社長、チタンが水に溶けました」と電話が来ました。現場に行ってみると青い色をした溶液がチタンの水に溶けた姿でした。
それを見て「やったな」と思う反面、「うちの開発にできたことだから、すでに誰かがやっているかも知れない」と思って早速特許を申請しに行きました。
すると「チタンが水に溶けることはありません。嘘はいけません」と門前払いをくらいました。
でも現物の青い溶液はあるし、薬品を使った事実もないし、本当に溶けているし。悔しいので追試験を行い実際にチタンの水溶液であることを証明しました。
見事特許を取得したその名は「チタン超微粒子分散水」と名づけられました。固い名前ですがアクアチタンが世の中に認められた第一歩です。
この水溶化したチタンを布製のヒモに染めてファイテンの代名詞となっているRAKUWAネックが誕生しました。
2002年の日韓ワールドカップで代表選手が着用して、一気に100万本が売れる大ブレイクを起こしました。
しかし物珍しさで買うお客様はすぐに飽きてしまいドロップアウト。
私たちも大反省をし、原点にもどり「ホームケアとして、身につけているだけでリラックスができる」ことを丁寧に説明をし、いまではトップアスリートをはじめ一般の方まで幅広くその効果を期待して愛用していただけるようになりました。
薬品を使わずに水に溶かせない金属はない。ファイテン独自の加工技術。
アクアチタンが創造できたことで、他の金属も水溶化する実験に入りました。
チタンで培ったノウハウをもとに次は純金を水に溶かしたアクアゴールドが誕生しました。
金は微粒子化して光を透過するようになるとベネチアグラスで見られるように私たちの目にはピンク色に写ります。
できたときはなんとロマンティックな色だと感動しました。このアクアゴールドは飲料水や美容商材、また化粧品やサプリメントに活用しています。
先日亡くなった女優の田中好子さんは健康のため、美容のためにこのアクアゴールド商品をこよなく愛してくれていました。
アクアチタン、アクアゴールドをはじめ、アクアシルバー、アクアパラジウムとファイテンには溶かせない金属はありません。
この独自の技術を皆様の健康と美容のために活かしていきます。

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