お肌は表皮、真皮、皮下組織の3つの層で構成されています。その中でも、真皮はコラーゲンが網目状に張りめぐらされた部分でお肌に弾力やハリをもたらす部分です。加齢によりコラーゲンが減少したり、紫外線の影響で傷つくとお肌の弾力が失われ、シワの原因になります。
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脱マスク後の気になる肌のエイジングケア対策
長かったマスク生活も緩和され、マスクを着けずにお出かけ、久しぶりにお友達とランチ、記念に写真も撮ろう。
「あれ?こんなところにシワあったっけ・・・」
久しぶりに会った方、これから初めて会う方にも老けた印象は与えたくないもの。
皆さんお肌の準備は大丈夫ですか?このコロナ禍で私たちの生活様式はもちろん、お肌やメイクなど美容に関しても大きく変化しました。マスクを日常的に着用していたことで「自分の印象を意識した笑顔づくり」「大きく口を開けての会話」が減り、表情筋を動かすことも減ったのではないでしょうか。
表情筋を動かさなくなると、筋肉が衰え、固くなり、シワの原因になることも。今回はそんな気になるシワを「運動」「光美容」「サプリメント」の3つの観点からできる対策をお伝えいたします。
お肌とシワ(たるみ)の関係
お肌は見た目を印象づけるものです。女性にとってはとても気になりますね。見た目年齢を若く保つためにも、お肌のケアについてのポイントを説明します。
お肌の構造について
「美の要」の成分
お肌では、コラーゲンが網目状に配置されており、その網目の間にヒアルロン酸という水を溜めこむタンクが埋まっています。水がしっかり入っているヒアルロン酸が隙間なくコラーゲンの網目に埋まっているとお肌はハリと潤いがある状態となります。
ところが、コラーゲンが切れたりすることで、ヒアルロン酸を保持できなくなると、お肌にハリと潤いがない状態となり、肌に溝ができやすくなります。その状態では、キメが荒く見えたり、シワとなり目立ちやすくなります。
コラーゲン、ヒアルロン酸、水分はまさに「美の要」なのです。
今注目の「マイオカイン」
皆さんは、「マイオカイン」という言葉を聞いたことがありますか?
ホルモンは、脳や内臓から分泌されると思っている方は多いと思いますが、実は、脳や内臓だけではなく、筋肉からも分泌されることがわかってきました。この骨格筋から分泌される筋ホルモンのことを「マイオカイン」と呼んでいます。
引用:Aoi W., The Plasticity of Skeletal Muscle:From Molecular Mechanism to Clinical Applications(2017年)P196, Springerを改変
この「マイオカイン」こそ、健康に繋がるとされており、近年注目が集まっています。このマイオカインは様々な種類があり、実はお肌に関係があるものもあります。
動いて筋ホルモンを味方に
肌へ働きかけるマイオカインには、「IL-15」、「SPARC」、「マイオネクチン」が注目されています。肌の真皮にあるコラーゲン量が増えると、お肌にハリをもたらし、シワをカバーします。「IL-15」や「SPARC」は肌のコラーゲン産生に役立っていることが示唆されており、運動によって増えることもわかっています。
また、「マイオネクチン」はメラニンの分解を手伝ったり、メラニンの生成を抑えたりすることでシミ予防にも役立つことが示唆されています。お肌を若く保つ為にも、「IL-15」のようなマイオカインを運動で増やすことが大事です。
お肌と運動は関係ないように思えますが、運動されている方のお肌はハリがあり、若々しく見えるのには関係があったのです。運動には、20~30分程度の早歩きや軽い筋トレがオススメです。
光美容でシワに関連する筋肉にアプローチ
皆さんは難しい顔をして、眉間にシワを寄せることはありませんか?
眉間のシワは必要以上にお顔の筋肉の緊張を生み出し、シワをあえて作り出してしまいます。筋肉の過剰な緊張は、表情ジワやたるみへとつながります。
また、女性が気になる「ほうれい線」は年齢を感じさせるサインとして、女性を悩ませるお肌のお悩みですね。この「ほうれい線」、要因の一つに肌の表情グセがあります。スマホなど、下を向いて長時間うつむきがちな姿勢で見ていませんか?このような表情グセは筋肉の関与が深く、シワになりやすいので、筋肉をほぐすように心がけることが大事です。
ファイテンでは、光テクノロジー「健光浴®」を美容提案しております。脳梗塞リハビリセンターとの検証実験で、「健光浴®」を用いると「しわ」が薄くなることが示唆されました。
サプリメントでコラーゲン補給
先ほどお話ししたように、お肌に弾力を与えているのはコラーゲンです。お肌のコラーゲン産生を高めることで更に肌の弾力アップに繋がります。その為には、コラーゲンの摂取が欠かせません。
コラーゲンは手羽先やふかひれ、煮こごり等、食事からも摂り入れることが可能です。ただし、これらのコラーゲンは直接肌のコラーゲンになるわけではなく、一旦、消化酵素で分解されてコラーゲンペプチドというコラーゲンより小さい形で吸収されます。食事からとるコラーゲンは形が大きいため、吸収率が低くなります。
サプリではコラーゲンペプチドという形で既にある程度形が小さくなったものを配合していますので、食事よりは吸収率が高い状態となっています。
また、錠剤よりドリンクタイプだと、コラーゲンの量も多く摂れるので、簡単にドリンクタイプのサプリを飲むのもオススメですね。ここでポイントなのはビタミンCを一緒にとることです。コラーゲンを作るには、ビタミンCが必要なので、ビタミンCが配合されているものを選ぶのがオススメです。お肌の水分保持には水分を溜めこむヒアルロン酸が入っているものを選ぶといいですね。
「運動してマイオカインを増やす」、「光美容で筋肉にアプローチ」、「コラーゲン摂取」、これらにより、お肌のエイジングケアに役立てましょう。