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腸内環境の乱れが肥満の一因になり得る!?腸が与える影響を詳しく解説!

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人は食事によって、食べ物を体内へ取り入れます。取り入れた食べ物は、胃や腸で消化され、栄養素として腸で吸収されます。それだけでなく、腸は細菌やアレルギー物質等が外部から侵入してくるのを防ぐことにより、バリアの役割も果たしています。腸は身体の内側でありながら、外部からの細菌等の有害物質から身体をしっかりガードするすごい場所なのです。

健康な腸

不健康な腸

そんな腸を普段からしっかりとケアすることで、生活習慣病対策にもつながります。この記事では、生活習慣病の中でも多くの人々を悩ませる「肥満」と腸の関係を詳しく解説していきます。

腸のバリア機能「タイトジャンクション」について

腸は健康を考える上でとても大事な場所です。腸は細菌等の異物が簡単に体内へ入ってこないようにバリアとして働いていますが、日常生活における食事の乱れやダイエット、喫煙、ストレス、薬の服用等が原因で、バリア機能が低下すると、本来入ってこない異物の侵入を許してしまいます。腸のバリア機能に障害が起こると、様々な病気等、身体に不調が出やすくなるので、腸をケアすることは重要です。

腸の表面は「上皮細胞」という細胞で覆われています。隣り合う「上皮細胞」は「タイトジャンクション」というホッチキスのようなもので隙間なく結ばれており、異物が血液中に簡単に入らないようにバリア機能を保っています。

正常な状態

タイトジャンクションが緩んだ状態

ところが、食物繊維が不足したり、過剰なアルコールの摂取等、乱れた食生活を送ると、「タイトジャンクション」が緩んでしまい、腸のバリア機能が損なわれ、異物が血中に入りたい放題になってしまいます。その結果、身体に不調が出やすくなるのです。

「リーキーガット」とは

先述した腸のバリア機能が損なわれ、本来は入ってこない異物の侵入を容易にした状態を「リーキーガット」と言います。

「リーキーガット」は、「リーキー:内容物が漏れる」と「ガット:腸」が合わさった言葉で、直訳すると「腸漏れ」と言います。腸の粘膜に穴が開き、バリア機能が崩れ、細菌等の異物が腸から血液中に漏れ出す状態にある腸のことを言います。「リーキーガット」では、常に異物が体内に入る状態になり、腸を守っている免疫機能が異物除去に働きます。すると、異物だけでなく、腸壁までも免疫機能の働きにより炎症状態が続きます。

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異物が体内に侵入

この「リーキーガット」が原因で起こる炎症の結果、肥満や糖尿病、脂質異常症等の病気を引き起こすのです。

「リーキーガット」と血糖値の関係

図は、マウスをリーキーガット状態(「腸漏れ」状態)にした実験です。リーキーガットマウスは、普通のマウスに比べ、インスリン抵抗指数が高くなっていることが分かります。これは血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きが弱いことを意味し、血糖値を下げる働きが弱まることで、血糖値が上がりやすい状態を示す結果です。
つまり、「リーキーガット」により腸のバリア機能が低下している状態では、血糖値が上がりやすい状態となり、肥満にもなりやすいので気を付ける必要があります。

リーキーガットの原因

肥満や血糖値が気になる方は「リーキーガット」にならないようにすることが大事です。では、「リーキーガット」は何が原因で起こるのでしょうか?

「リーキーガット」が起こる原因は、ストレスや睡眠不足の他、腸内環境を乱すような高糖質食(高炭水化物食)、高脂肪食、食品添加物の多い食品、アルコールの過剰摂取等と言われています。

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高糖質な食事には要注意

上記にあげられる食事は美味しい反面、「リーキーガット」の原因にもなる可能性がありますので、食事を見直し、腸内環境を整えることが大事です。リスクのある食事を毎日食べるのではなく回数を減らす、食物繊維を多く摂取する等、工夫することを心がけましょう。

腸のバリア機能を高めよう!

ここまで記載した通り、腸のバリア機能を高めることはとても大事です。腸のバリア機能を高める為には、腸内環境を良くすることが大事です。腸内環境を整える為には、「乳酸菌」、「ビフィズス菌」、「酪酸産生菌」等の善玉菌を取り入れたり、腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖等を摂取することも大切です。

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腸内環境を整える材料を食事からなかなか摂取できない人はサプリメントで補うことをオススメします。

腸のバリア機能を高め、腸内を健康に保ち、皆様が、いつまでも若々しく健康であり続けることを応援します。

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