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「働くために休む」三菱地所 休養室シェアリング事業にファイテンが採用された理由

23年秋から三菱地所の新規事業としてシェア休養室がテスト的に運用を開始しています。
このシェア休養室「とまり木」に採用された「ファイテンのオリジナル機器」
利用者からの反応や実際に運用してから見えてきた課題点など、本事業を担当されている三輪弘美さんにお話を伺ってきました。

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-シェア休養室「とまり木」はどのような経緯で発足されたのでしょうか-
 今までの職場は、ひと息つける空間が少なかったんですね。体調が優れない日はトイレで休む、プライベート空間が少ない事に違和感を覚えはじめ、休養できる場所、学校でいうところの「保健室」のような場所をつくれないかと考えました。休養室は従業員が50人以上または女性が30人以上いる企業に設置義務があるものの、形骸化している企業が多く、本来使うべき人が使っていないことが分かりました。
最近ではシェアオフィスや社員食堂、洋服などもシェアする時代をヒントに、企業でシェアできる充実した施設があれば、従業員としても安心に業務へ集中できるのでは。とアイデアは膨らみました。
-体調不良に対応するリカバリーと生産性向上に資するチャージの両方を兼ね備えた、いつでも使える場をつくりたい-
そんな想いで企画を立ち上げ、現在トライアル期間ですが30社の企業様、約3000名の従業員が自由に使えるシェア休養室「とまり木」を実証実験として開始しました。エンジニアやサービス業、弁護士や税理士など、多くの方々に利用していただいています。

-「とまり木」にファイテン機器が採用されたきっかけを教えてください-
 最初は、三菱地所社員から「ファイテンはおすすめ」と声が上がりました。私自身、試したことがなかったので、ファイテンショップにいき商品を体感。IPサロン東銀座にも、何度か足を運び独自の機器を実体験。サロンへ通う毎にファイテンが良いなと感じていきました。
機器のバリエーションも豊富で酸素カプセルかウォーターベッドで最後まで悩みましたね。体験しないと分からない、理屈ではないこの感覚、この体感を「とまり木」に導入したい気持ちは強まり社内で協議した結果、最終的には【ウォーターウェーブベッド、美YOU人カプセル、ソラーチ】を導入させていただきました。導入後、ウォーターウェーブベッドと美YOU人カプセルが特に利用率が高く、利用者からの評判も良いように思います。

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-利用者からの反応はいかがでしょうか-
ここには仮眠、脳疲労、慢性的な疲れ、体の痛み等に対応する様々な機器類に加えて運動スペースがあります。その日の体調にあわせて利用者自身が選択できるので、「カラダをリセットする」に相応しい施設であり、生産性向上にもつながっているし、とまり木があるから出社したくなる、というお声を頂戴します。本当に忙しい日は、昼食やトイレ休憩ももったいない、そのような状態で業務に取り組むと本人は気付きにくいのですが、結果的に生産性が落ちてしまう。そんな時に、とまり木でカラダを休めリセットする事で、回復し集中力も高まることからルーティンにされている利用者もいらっしゃいます。

日によって利用者のコンディションが違うのでしっかり整えることができる施設としての評価が高いですし、機器を選択できる事も嬉しいとお声をいただいています。企業内で口コミが広がっていき、同僚と一緒に利用される方も増えてきました。
また、定期的に休憩をとる従業員は生産性が約13%高い(※)。というデータも出ているようです。今までは、定量的に休んだ方が良いと言われていたが本当にいいのか。約1万人を対象としたアンケート調査(※)により、休憩を意識的にとることは世の中の潮流といえそうです。※出展:SlackによるWorkforce Index調査
このシェア休養室「とまり木」は就労者に必要とされるものだと思いますし、一日の中で効率の悪くなる時間帯こそ【働くために休む】という概念を当たり前の文化にしていければと考えています。

健康経営で人的資本に力を入れることが企業評価につながる時代、とまり木に契約いただいている企業様は健康経営優良法人認定制度に必要な評価指標のうち運動機会の増進に向けた取組み「運動器具・運動場がある」「運動を行う時間を設けている」の2項目を満たすことを認めていただきました。1社でこういった施設を設ける事は難しいですが、シェアすることで健康経営にも資する取り組みを行っています。

-今後の課題や展開を教えてください-
 現在、法人のみを対象としていますが、個人を対象として展開もできればと思っています。すきま時間に、このような施設があれば健康増進にも繋がると考えています。「とまり木」は18時までの利用になりますが、例えば18時以降はタイムシェアを行いパーソナルトレーニングをしたり、企業のニーズに合わせて様々な使い方ができるのではと考えています。
シェアオフィスも相性が良いと思っていて、多くの方々が集う場所にシェア休養室が併設されていれば【働く事もできるし休む事もできる】両立できる職場として展開できれば、また違った環境下で業務に取り組め【生産性が上がる】のではと感じています。

-本日は有難うございました。今後ともシェア休養室の拡大に期待いたします。

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