1971年、奈良県生まれ。大学卒業後、1995年にデイリースポーツへ入社。広島カープ、米大リーグ、サッカーW杯、阪神タイガース担当を歴任し、2012年からはサッカー担当の記者としても活躍中。
吉田 風さんのストーリーインタビュー
仕事柄、毎日パソコンで作業をしているので、常に肩や首、腰がつらいんですよね。あと、出張が多くて、1年の半分くらいは自分の家の慣れたベットや枕で休むことができないんです。だから、常に疲れを抱えたまま仕事をしている状態なんですよ。
いま42歳なんですが、30代後半頃から、自分のカラダについてよく考えるようになりました。カラダに少しでも違和感があると、これが病気につながるんじゃないのかと気にしたり、健康診断の結果を見て不安になったりすることが増えたんです。
記事を書き続け、気の休まることのない毎日。運動やボディケアを積極的に行っている。20代の頃は、気にもしなかったんですけどね。それで、毎日の生活でなにかできないかなと思って、ファイテンのサプリメントを摂るようになったんです。その他にも、元気なカラダを維持するためには筋力をつけることが大事という話を聞いたので、毎朝家の近くを6kmくらい歩いて、途中にある公園で筋トレをするようにしています。仕事中も、なるべく車や電車を使わずに歩いて移動することを心がけていますね。
2012年に金本さんが引退してからは、若手の選手に目を向けるようになりました。すごく足が速かったり、バッティングのセンスがある選手をみるよりも、あまり目立たない選手が泥臭くバンバンしごかれているのを見ていますね。金本選手がドラフト4位から大選手になったように、自分が注目した選手が、将来誰も想像しなかったような大物選手にならないかなって期待を込めて取材することが多いです。
選手たちといい関係を築いて、グラウンド外での一面まで掘り下げていきたい。記者って選手との距離感が難しいんですよね。近すぎると選手のマイナス面を記事にしにくくなってしまうし、近くならないとその人を掘り下げることができないんです。僕と金本さんに関しては、こいつにだったらなにを書かれてもいいって思ってもらえるくらいに、近い関係になろうって思っていたんですよ。みんながテレビで見てすでに知っている”打ちました、投げました”っていうことをただ記事にしたのでは、なんだか味気ないですからね。これからも選手たちといい関係を築いて、グラウンドの外での一面まで掘り下げて伝えていけたらいいなと思っています。